このメモは、Windowsユーザだった筆者がWindows環境と同様の快適さを備えたLinuxデスクトップ環境を整えたときのものです。もともとはSarge向けのメモでしたが、Sargeのサポート切れ*1に伴ってEtch向けの情報を追記しました。
気が向いたら情報の更新を行っていますが、ベースは2004年時点での情報ですので現在とは事情が違っている部分も多いかもしれません(活発にバージョンアップが行われているソフトは特に)。ご注意くださいませ。
まずは以下のサイトを一通り読んで、基礎知識をつけます。
公式のインストールガイドがあります。一度は軽く目を通すべきかもしれません。
統合デスクトップ環境にはGNOMEを用います。採用するアプリケーションの優先順位は GNOME対応アプリ > GTK2アプリ > Tkアプリ > その他Xアプリ とします。GTK+アプリ、Qtアプリは原則対象外とします。
よくわからない人は単一のパーティションで問題ありません。基本的には自分の好きなように分割すればいいと思います。一般的な分割の仕方については@ITのパーティション分割/非分割のセオリーが参考になります。
筆者のdf -T -hを参考に載せておきます。
Filesystem Type サイズ 使用 残り 使用% マウント位置 /dev/hda3 ext3 9.2G 3.3G 5.5G 38% / tmpfs tmpfs 380M 0 380M 0% /dev/shm /dev/hda2 ext2 89M 2.2M 82M 3% /boot /dev/hda4 ext3 85G 66G 15G 82% /home /dev/hda1 ntfs 20G 5.7G 14G 29% /mnt/win2k /dev/hdb3 vfat 21G 4.2G 17G 21% /mnt/dos /dev/hdb2 ext3 56G 42G 11G 80% /mnt/storage /dev unknown 9.2G 3.3G 5.5G 38% /.dev none tmpfs 5.0M 1.7M 3.4M 34% /dev
hda1はNTFSでフォーマットされており、Windows 2000 Professionalがインストールされています。hdb3はWindowsとLinuxでファイルを共有するためにFAT32でフォーマットしています。
[Etch]最近ではLVMを使ったパーティション分割が流行のようです。LVMを使えば物理ハードディスクの容量や個数を意識せずに、柔軟なパーティション構成をとることができます。
インストール直後では環境変数LANGがja_JP.eucJP*3になっているため、日本語の表示できないコンソールでは文字化けが起きてしまいます。環境変数の設定をシステムデフォルトに切替えて英語表示にしましょう。
export LANG=C
どうしても日本語で作業したいときは、とりあえずsshをインストールして日本語表示可能な外部のコンピュータからリモート作業するとよいでしょう。このメモの内容をコピペできたりして便利です。
これからのインストール作業のためにrootになります。
su -
公式のapt-lineを設定します。/etc/apt/sources.listを以下のように編集し、contribセクションとnon-freeセクションを追加しましょう。この時点で使用できるエディタにはnanoとviがありますが、viは少々癖のあるエディタなので慣れない人はnanoを使うといいでしょう*4。
# debian official deb ftp://ftp.jp.debian.org/debian/ sarge main contrib non-free deb-src ftp://ftp.jp.debian.org/debian/ sarge main contrib non-free deb http://security.debian.org/ sarge/updates main contrib non-free
[Etch] # debian official deb ftp://ftp.jp.debian.org/debian/ etch main contrib non-free deb-src ftp://ftp.jp.debian.org/debian/ etch main contrib non-free deb http://security.debian.org/ etch/updates main contrib non-free
APTを最新の状態に更新します*5。
aptitude update
欲しいソフトが公式になかったら、apt-get.orgやGoogleでapt-lineやdebパッケージを探してみましょう。rpmがある場合は、alienでrpmをdebに変換する手も使えます*6。
インストール済みのソフトウェアを最新の状態にアップグレードします。
aptitude upgrade
デフォルトのカーネルはどんな環境でもそこそこ動くようにたくさんの要素が詰め込まれているため、全体的に動作が緩慢に感じる場合があります。自分のコンピュータに必要の無い要素をカーネルから削除することによって、体感できる程にスピードアップする場合があります*7。
さて、カーネルのリリース版の最新バージョンは2.6系列ですが、カーネルのコンパイルが初めての人はConfigure.helpファイルの日本語訳が存在する2.4系列がおすすめです。2.4系列でLinuxカーネルのコンパイルに慣れてから2.6に移行するといいかもしれません*8。
まずはカーネルのコンパイルに必要なパッケージをインストールします。apt-get -s build-depを実行して、必要なパッケージ一覧を調べましょう。次に、aptitude installでそれらのパッケージを全てインストールします。
apt-get -s build-dep kernel-source-[バージョン] aptitude install kernel-source-[バージョン] [apt-get -s build-depで表示されたパッケージ]
[Etch] apt-get -s build-dep linux-source-[バージョン] aptitude install linux-source-[バージョン] [apt-get -s build-depで表示されたパッケージ]
ダウンロードされたソースコードを展開し、/usr/src/linuxにシンボリックリンクを張ります*9。
cd /usr/src tar jxvf linux-source-[バージョン].tar.bz2 ln -s linux-source-[バージョン] linux
[Etch] cd /usr/src tar jxvf kernel-source-[バージョン].tar.bz2 ln -s kernel-source-[バージョン] linux
設定を初期化し、menuconfigによる設定を行いましょう。なお、Configure.helpの日本語版をダウンロードした人は、 /usr/src/linux/Documentationの中にデフォルトのConfigure.helpがあるので、menuconfigを開始する前にそれを日本語版で上書きしておけば日本語による解説を読みながらカーネルの構成を行えます(下のコマンドにこのステップは記述されていませんのでご注意を)。
cd linux make mrproper make menuconfig
[Etch]make menuconfigでエラーになる場合はlibncurses-devを別途インストールする必要があるかもしれません。
aptitude install libncurses-dev
設定が終了したらmake-kpkgを使ったコンパイルを開始します。自分でコンパイルしたカーネルであることをわかりやすくするために、--append-to-versionオプションで好きなバージョンを付加しましょう。--revisionオプションには日付を入れておくと、何度もカーネルを作り直したときに混ざらなくてよいです。
make-kpkg --append-to-version [追加バージョン] --revision=[リビジョン] kernel_image modules_image
コンパイルが終わったら、できあがったdebパッケージをインストールします。GRUBの設定までやってくれるのでラクチンです*10。
cd .. dpkg -i linux-image-[バージョン][追加バージョン]_[リビジョン]_i386.deb
[Etch] cd .. dpkg -i kernel-image-[バージョン][追加バージョン]_[リビジョン]_i386.deb
今コンパイルしたカーネルで再起動します*11。
reboot
是非入れておきたい基本的なアプリケーションと、デスクトップ環境のためのミドルウェアのインストールを行います。
無事に新しいカーネルで起動したら、インストール作業を続けるために再び言語をシステムデフォルトにしてrootになります。起動に失敗した場合は古いカーネルで起動し直して、もう一度カーネルの設定にチャレンジするか、あきらめて古いカーネルを使いましょう。
export LANG=C su -
標準で入っているviは機能の少ないnvi*12なので、より多機能なvimにします。
aptitude purge nvi aptitude install vim
[Etch] aptitude purge vim-tiny aptitude install vim
emacsが好きな人はemacsを入れましょう。
aptitude install emacs
moreだけでは不便なのでlessを入れましょう。lessよりもしっかり国際化されているlvというのもあります。ここではlvを入れます。
aptitude install lv
XFree86をインストールします。X.orgをインストールしたい人はDebian GNU/Linux スレッドテンプレあたりの情報を参考に。
[Etch]EtchではX.orgが標準のXウィンドウシステムとなっていますので、XFree86の代わりにX.orgがインストールされます。
aptitude install x-window-system
マウスデバイスの設定では、PS/2マウスは/dev/psaux、USBマウスは/dev/input/miceを選択しましょう。マウスプロトコルの設定では、ホイール付きはImPS/2、それ以外はPS/2を選択します。ノートPCのタッチパッドなどは各自適切なものを選択してください。
Xウィンドウシステムの再設定を行います。ホイールマウスを使っている場合は3ボタンのエミュレーションは不要ですから無効にします。
dpkg-reconfiugure xserver-xfree86
[Etch] dpkg-reconfiugure xserver-xorg
基本的にはgdmとgnomeと日本語フォント(ここでは、さざなみフォントを利用)をインストールすれば問題ありません。
aptitude install gdm gnome 'ttf-sazanami-*'
しかし、これでは使いもしないソフトが大量にインストールされるため、もしそれがイヤな場合は
aptitude show gnome
などのようにして、gnomeパッケージを構成するパッケージを調べていき、必要なものだけをインストールしていくこともできます。しかし、かなり面倒な上無用なトラブルが起きやすいのでお勧めはしません。
Anthy+UIMを使います。Linuxの日本語入力周りは非常に複雑な状況になっています。最適な日本語入力環境を発掘せよが参考になるので興味のある人は読んでみるとよいでしょう。
辞書管理ツールsumikaはuimの設定もできます*13。
aptitude install anthy uim uim-applet-gnome sumika
ATOK for Linux(atokx2)については、下の方の「そのほかアプリケーションのインストール」の項で紹介します。
[Etch]
最近ではAnthy+SCIMの組み合わせが標準のようです。
apt-get install anthy scim scim-anthy scim-gtk2-immodule scim-tables-ja
language-envパッケージに含まれるset-language-envは、基本的な各種設定ファイルを自動で作ってくれます。よくわからないうちはまずこのコマンドで設定ファイルを作ってもらい、のちのち自分で細かいところを調整するとよいでしょう。
set-language-envは設定したいユーザになって実行しましょう。rootのまま実行しても仕方がないので注意してください。
途中、jfbtermを起動するかどうか訪ねてきますが、jfbtermがうまく動かない人はjfbtermを実行しないようにしてください。ちなみにjfbtermで文字化けが起こるのは、/etc/jfbterm.confで指定されているフォントが存在しないからのように思います。xfonts-baseをインストールすれば設定をいじらずに文字を表示できるかもしれません。しかしそのフォントはおそらくとても見づらいものだと思うので、jfbtermを常用する人なら見やすいフォントに設定を変更するべきでしょう。xfonts-shinonomeあたりがおすすめです。
[Etch]Etchではシステム言語がUTF-8のため、/etc/jfbterm.confのUTF-8の設定上、xfonts-baseがインストールされているだけでは正しく日本語を表示できません。
設定の最後に表示されたパッケージをインストールするのも忘れずに行いましょう。
aptitude install language-env exit set-language-env su aptitude install [set-language-envで最後に表示されたパッケージ]
Xが動いていないとUIMやSCIMは動作しません。もしXなしで日本語を入力したいときはuim-fepを使います。
aptitude install uim-fep
デフォルトの設定のままだと入力モードの移行のキーバインドに問題があるので*14、以下の行を~/.uimに追加しておきましょう。
(define-key anthy-latin-key? '("<Control>j" generic-off-key?))
コンソールで日本語入力を開始するには、まずuim-fepを起動します。
uim-fep
画面左下に「直接入力」と出ればOKです。Ctrl+jを押すことによって「直接入力」が「ひらがな」に変わり、かな漢字変換が行えるようになります。「ひらがな」の状態でもう一度Ctrl+jを押すと、「直接入力」に戻ります。
uim-fepを終了したいときは、「直接入力」のときに
exit
とすればよいです。当然ですが、日本語表示が可能なコンソールでないと使用に耐えません。uim-fepを使う場合はあらかじめjfbtermを起動しておくとよいでしょう。あるいはそのような動作をするスクリプトを書いておくと便利です。
ロケールを新たに作ったりデフォルトを変更する場合は、localesパッケージを再設定するのが一番簡単です。
dpkg-reconfigure locales
なお、UTF-8以外のロケールでnautilusなどのGnomeアプリから日本語ファイル名を正しく扱う(ロケールと同じエンコーディングでファイル名を設定する)には以下のように環境変数を設定する必要があります。.gnomerc*15や.xsession*16の先頭にでも書いておくといいでしょう。
export G_FILENAME_ENCODING="@locale" export G_BROKEN_FILENAMES="@locale"
とりあえずはUTF-8で行くのが世界の流れらしいので、これから新規にLinuxを始める人はUTF-8をデフォルトにしておくと面倒事が無くて楽だと思います。EUC-JPな日本語ファイル名のファイルやディレクトリをたくさん作った後でUTF-8に移行するのは非常に大変なので。
どこかで拾った、カレントディレクトリのファイル名をUTF-8に変更するスクリプトです。nkfが必須なのでない場合はインストールしておきましょう。
for n in *; do n2=`echo $n|nkf -w`; mv $n $n2; done
これで次回からはGNOMEデスクトップ環境で作業できるはずです。リブートしてあとはお好みにパッケージを入れたり設定をいじったりしましょう。
reboot
ここからは、お好みで。
あらかじめカーネルの設定でサウンドカードのサポートをMにし、どのドライバもNにしておきます。
apt-get install alsa-source alsa-base alsa-utils tar zxvf alsa-* cd /usr/src/linux make-kpkg --append-to-version [追加バージョン] --revision=[リビジョン] modules_image cd .. dpkg -i alsa-*.deb alsaconf
ALSAで音が出ないトラブルのFAQ中のFAQとして「ボリュームがミュートになっている」というのがあります。ボリュームははじめに確認しましょう*17。
なお、GNOMEのマルチメディアセレクタの設定で、バックエンドの一覧にALSAを出すにはgstreamer0.8-alsaが必要です。
aptitude install 'gstreamer0.8-*'
discoverがインストールされていて、かつサウンドカードがOSS*18に対応している場合、ALSAモジュールがロードされる前にdiscoverによってOSSモジュールが読み込まれ、ALSAモジュールがデバイスを確保できないという問題が起こることがあります。そのような場合はそのOSSモジュールをロード対象から外しましょう。
lsmodなどでサウンドカードを掴んでいるOSSモジュールを探して、そのモジュールの名前を/etc/discover.confに記述しましょう。
skip [OSSモジュール名]
ALSAのモジュール名は大抵snd_というプリフィックスがついているので、それ以外のモジュールがサウンドカードを掴んでいるようであれば怪しいです。ちなみにdiscoverと同様(?)の動作をするhotplugというソフトではこの問題は起こらないようです(ALSAがブラックリストにOSSのドライバ名を登録するため)。
gnome-soundパッケージをインストールします。
aptitude install gnome-sound
メインメニューの[デスクトップ]-[設定]-[サウンド]を選択し、[サウンドの設定]を開きます。[サウンド]タブの[ソフトウェアによるサウンド・ミキシングを有効にする (ESD)]と[システムサウンドを演奏する]にチェックを入れます。
再ログインすればシステムサウンドが有効になります。
nVidiaが配布しているLinux用のデバイスドライバを使います。ソースがパッケージになっているので、aptで入手可能です。一部の2.4系列にはバイナリがあるのでそれを使うのもよいでしょう。
もちろん、カーネルのでAGPとDRIのサポートが必要です。ただし、nvidia関係のデバイスドライバは組み込まないようにしましょう(nvとか)。
apt-get install nvidia-kernel-source tar zxvf nvidia-kernel-source.tar.gz cd /usr/src/linux make-kpkg --append-to-version [追加バージョン] --revision=[リビジョン] modules_image cd .. apt-get install nvidia-kernel-common nvidia-glx dpkg -i nvidia-kernel-*.deb
なお、nvidia-glxは、nvidiaのドライバを使うカーネル上でインストールする必要があるかもしれません。カーネルを使い分けている人は注意しましょう。
XFree86の設定でドライバ名をnvからnvidiaに変更し、GLcoreとdriを無効にします。
dpkg-reconfigure xserver-xfree86
なお、一度でも/etc/X11/XF86Config-4を手で編集したことがある場合、dpkg-reconfigureの設定は反映されません。その場合は直接XF86Config-4ファイルを編集します。
メインメニューの[デスクトップ]-[設定]-[SCIM入力メソッドの設定]を開きます。[フロントエンド]-[全体設定]の[キーボード配列]で「日本語」を選択します。[ホットキー]の[開始/終了]にZenkaku_Hankakuを割り当てるとよいでしょう。
TrueTypeフォントについてはフォントディレクトリ(~/.fontsなど)にフォントファイルを置くだけで使用可能になりますが、xfontselなどで選択できるようなXのフォントを新しくインストールするにはdfontmgrでヒントファイルを生成する必要があります。なお、Xのフォントの設定を変更した場合はXを再起動しないと反映されないのでご注意ください。
apt-get defoma x-ttcidfont-conf psfontmgr dfontmgr
ほかにも、フォントキャッシュが古くて設定が反映されない場合もあります。以下のようにしてフォントキャッシュを更新します。
fc-cache -f -v
高品質な平成書体のアウトラインフォントであるIPAフォントをインストールします。一般利用者向けIPAフォントのダウンロード || OSS iPediaからIPAフォントをダウンロードして、.fontsディレクトリに配置します。
wget http://ossipedia.ipa.go.jp/ipafont/IPAfont00203.php unzip IPAfont00203.zip mv IPAfont00203/*.ttf ~/.fonts/
埋め込みビットマップフォントが見やすくアウトラインフォントが美しい、MacOS9以前の標準フォントOsakaをインストールします。
Osaka ミラーから864TTC3a.cabを取得します。展開して出てきたttcファイルをフォントディレクトリに置きます。wget http://cooltool.jp/download/Osaka/864TTC3a.cab cabextract 864TTC3a.cab mv 864TTC3a.ttc ~/.fonts/osaka.ttc
Windowsに標準で入っている英語フォントがインストールできます。多くのWebサイトはWindows標準のフォントがあることを想定しているので、より作成者のイメージと近い形でWebが閲覧できるようになります。
apt-get install msttcorefonts
mkdir ricohfont cd ricohfont cp [フォントファイル] . wget http://debian.fam.cx/index.php?plugin=attach&pcmd=open&file=ttc-ricoh_1-1.1_i386.deb&refer=uploader dpkg -i ttc-ricoh*.deb
小さい文字サイズの場合はアンチエイリアスのかかったアウトラインフォントより埋め込みビットマップフォントのほうが見やすいこともあります。ホームディレクトリに以下の内容で.fonts.confというファイルを作り、システム全体のフォント設定を上書きします。
ここでは、Osaka、Osaka-Mono、Osaka-UI、さざなみゴシック、さざなみ明朝に対して6~20ピクセルのときはビットマップフォントを使うように設定しています。
<?xml version="1.0"?> <!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd"> <fontconfig> <match target="font"> <test qual="any" name="family" compare="eq"> <string>Osaka</string> <string>Osaka-Mono</string> <string>Osaka-UI</string> <string>Sazanami Gothic</string> <string>Sazanami Mincho</string> </test> <test name="pixelsize" compare="less_eq"> <int>21</int> </test> <test name="pixelsize" compare="more_eq"> <int>5</int> </test> <edit name="antialias" mode="assign"> <bool>false</bool> </edit> </match> </fontconfig>
なお、システム全体の設定を変更したいときは/etc/fonts/fonts.confおよび/etc/fonts/conf.d以下のファイルを編集します。
serifやsans-serif、monospaceなどに割り当てられているフォントを変更すれば、アプリごとに明示的に好みのフォントを選択しなくても好みのフォントが反映されるようになります。
まず、割り当てたいフォントを/usr/share/fonts/truetypeにコピーします。管理しやすいようにサブディレクトリを作成するとよいでしょう。
mkdir /usr/share/fonts/truetype/[任意の名前] cp [使うフォント] /usr/share/fonts/truetype/[任意の名前]
次に、serifやsans-serif、monospaceに割り当てるフォントの候補を修正します。/etc/fonts/conf.d/65-nonlatin.confを編集して、alias要素内のprefer要素に新しくfamily要素を追加します。このとき、割り当てたいフォントのfamily要素は一番上に来るようにしましょう。
<?xml version="1.0"?>
<!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd">
<fontconfig>
<alias>
<family>serif</family>
<prefer>
<family>IPAPMincho</family>
(略)
</prefer>
</alias>
<alias>
<family>sans-serif</family>
<prefer>
<family>IPAPGothic</family>
(略)
</prefer>
</alias>
<alias>
<family>monospace</family>
<prefer>
<family>IPAGothic</family>
(略)
</prefer>
</alias>
</fontconfig>
この設定はXを再起動する*19ことで有効になります。
画面上のサイズと実サイズの対応が重要な場合、デフォルトの96dpiは適切でない場合が多いです。Mozilla Firefox*20やGimpの解像度チェックを使えばモニタの実際の解像度が調べられます。画面サイズと実サイズをなるべく近づけたい人は解像度の設定を変更するといいでしょう。
フォントの解像度の設定は「フォントのプロパティ」ダイアログの「詳細」ボタンを押せば設定できます。
パッケージに含まれるファイル名やディレクトリ名からパッケージ名を検索できるツール。
aptitude install apt-file apt-file update公式サイトでも同様の検索が行える。
Mozillaなどの一部のアプリケーションでは右クリックによる入力メソッドの選択ができないことがあります。その場合は環境変数GTK_IM_MODULEにIMModuleが扱うバックエンドを明示的に設定しておくとよいです。
.gnomercやら.xsessionやらのなるべく先頭に記述しておきましょう。
export GTK_IM_MODULE=uim-anthy
Mozilla Firefoxをインストールします。
[Etch]Iceweaselをインストールします。IceweaselはMozilla Firefoxからフリーではない要素を取り除いたビルドです。
aptitude install mozilla-firefox mozilla-firefox-locale-ja flashplugin-nonfree
[Etch] aptitude install iceweasel iceweasel-l10n-ja libflash-mozplugin
マルチメディアファイルの埋め込み再生はMPlayerやgxineで行えます(後述)。
Mozilla Thunderbirdをインストールします。日本語ロケールはDebian GNU/Linux スレッドテンプレのアップローダにあります。
[Etch]Icedoveをインストールします。IcedoveはMozilla Thunderbirdからフリーではない要素を取り除いたビルドです。
aptitude install mozilla-thunderbird
[Etch] aptitude install icedove icedove-locale-ja
Firefoxの拡張でbbs2chreader、XULアプリでMoz2chというものがあります。普通のGTK2アプリがいいならおちゅ~しゃがあります。特にbbs2chreaderはWebブラウザとの連携がよいのでお勧めです。
Windowsの有名なダウンローダ、Iriaによく似たAriaというものがあります。また、d4x(Downloader for X)というのもあります。d4xはGTK2アプリなのでとりあえずこちらをお勧めしておきますが、機能的には両者ともあまり変わらない印象です。
aptitude install aria aptitude install d4x
ほかにはFirefoxの拡張でDownThemAll!というのもあります。ブラウザのセッションやCookieなどをそのまま使ってくれるので、最近ではこちらの方が使い勝手がよく感じます。
GNOMEのファイルマネージャであるNautilusはWindowsファイル共有に対応しています。メニューの[移動]-[ネットワーク]からアイコンをたどるか、[移動]-[場所]を選択してUNCパス(のようなもの)を打ち込みます。
smb://windows-host/shared_folder
コンソールベースならば、ftpに似たコマンドでやりとりできるsmbclientというものがあります。
aptitude install smbclient
カーネルがSMBネットワークファイルシステムを有効にしている場合は、smbfsでWindowsやSambaで提供される共有フォルダをマウントすることができます。Windowsで言うところのネットワークドライブのイメージです。
apt-get install smbfs
たとえばwindows-hostというコンピュータがshared_folderという共有フォルダを提供している場合、以下のようにマウントできます。
su - mkdir /mnt/dos_shared mount -t smbfs //windows-host/shared_folder /mnt/dos_shared
システム起動時に自動でマウントさせるには、/etc/fstabにマウント情報の記述を行いましょう。なお、システム言語がUTF-8以外の場合、/etc/samba/smb.confの[globals]セクションに適切なdisplay charset、unix charset、dos charsetを設定する必要があります。詳しくはSamba関係の設定を参照してください。
これらはSCSIデバイスとして認識されます。よって、カーネルがSCSIデバイスに対応している必要があるでしょう。
無事認識されれば、あとは次のようにマウントするだけです。
su - mkdir /mnt/usbfm mount -t vfat /dev/sda1 /mnt/usbfm
[Etch]最近のGNOMEならば機器を接続するだけで自動的にマウントしてくれます。
[Etch]gimpprintは最近gutenprintという名前に変わった模様です。
aptitude install cupsys cupsys-client cupsys-bsd foomatic-db cupsomatic-ppd cupsys-driver-gimpprint
[Etch] aptitude install cupsys cupsys-client cupsys-bsd foomatic-db cupsys-driver-gutenprint
設定はgnome-cups-managerやメインメニューの[システム管理]-[Printing]で楽々です。
gnome-cups-manager
見るだけならGNOME付属のEye of Gnomeで十分ですが、ZIPなどで固まった大量の画像データを見る必要がある場合だとGImageViewがベストです。GImageViewの作者は日本人なので、日本人びいきしたい人には特にお勧めです。
aptitude gimageview
Gaimを使いましょう。MSN/Yahoo/ICQ/Jabber/そのほか諸々のプロトコルに対応しています。MSNメッセンジャーのように状態を小窓で通知するには、本家ページのpluginコーナーからguificationsを入手します。
aptitude install gaim
なお、2007年にGaimはPidginに名前が変わりました(AOLと揉めたため)。ただし、Etchには取り込まれていないので、Sargeと同様にgaimパッケージを導入しましょう。
[Etch] aptitude install gaim gaim-guifications gaim-themes
OpenOffice.orgが適任です。最近のはかなりMicrosoft Officeとの互換性が高まっており、業務用途に導入する組織も現れ始めました。
aptitude install openoffice.org openoffice.org-l10n-ja
SubversionのGUIフロントエンドです。Microsoft Visual SourceSafeのような外観を持ちます。
aptitude install rapidsvn
[Etch]2004年当時はGTK+のアプリでしたが、最近(?)GTK2に対応したようです。
GTK+のテーマを有効にするには、GTK2と同様にenginesのインストールが必要です。もちろん、テーマファイルも併せて必要になります。
aptitude install 'gtk-engines-*'
必要なenginesとテーマが揃ったら、~/.gtkrc.mineや/etc/gtk/gtkrc.jaを編集します。次のようにして有効にしたいテーマのgtkrcをインクルードすればOKです。
include "/usr/share/themes/xxx/gtk/gtkrc"
EBViewを使います。フリーの英和/和英辞書EDICTもパッケージ化されていて便利です。
aptitude install ebview edict-fpw
そのほかFPWBOOKでさまざまなフリー辞書や有料辞書のEPWING変換スクリプトを入手できます。
[Etch]公式パッケージに含まれなくなったように見えます。
numlockxを使います。ただし、Numlockがオンだと問題を起こすソフトがあったような気がします(ちょい昔のバージョンのuimとかemacsのcanna関係とか)。
aptitude install numlockx
GNOMEの標準ツールのSound Juicerで取り込めます。様々なエンコーダを使いたい場合などは、より多機能なgripがおすすめです。
aptitude install grip
MP3でリッピングしたい場合は、MP3エンコーダもインストールする必要があります。特許問題によりDebianの公式パッケージにMP3エンコーダは一切含まれていませんので、Unofficialなapt-lineを導入する必要があります。
/etc/apt/sources.listに下記を追加してください。
vi /etc/apt/sources.list deb http://www.debian-multimedia.org sarge main
[Etch] vi /etc/apt/sources.list deb http://www.debian-multimedia.org etch main
APTを最新の状態に更新して、lameパッケージをインストールします。
aptitude update aptitude install lame
フリーのCDDBであるfreedbは日本語に対応していませんが、日本語向けのfreedbを公開している方がいます。freedb 日本語。
freedb 日本語を使う場合は、ファイル名のフィルタで「/」をエスケープするようにした方がよいでしょう。でないと、ID3タグに「/」が含まれるCDをリッピングしたときに予期せぬサブフォルダが作られてしまいます。それ以外にもfreedb 日本語にはWindowsでしか使えないような文字がかなり登録されているので、そういうところで悩みたくなければ普通のfreedbを使った方が無難かもしれません。
XMMSが有名ですが、それのGTK2版であるbeep-media-playerがお勧めです。XMMSほどプラグインが揃っているわけでありませんが*21、普通に使う分には十分なので問題ないでしょう。
aptitude install beep-media-player
最近ではGNOME付属のRhythmboxがiPodを認識してくれるようです。
GNOME付属のtotem (動画プレイヤー) でOKです。ほかにはgxineやMPlayerやVLCなどがあります。
Windows MediaファイルのデコーダはLAMEをインストールした時のものと同じUnofficial APT-lineから導入可能です。その他、DVDを見るためにlibdvdcss2も入れておきましょう。
aptitude install w32codecs libdvdcss2
gxineをインストールしている場合は /usr/lib/gxine/gxineplugin.so をMozillaの拡張ディレクトリ(~/.mozilla/plugin)に入れると、マルチメディアタイトルをブラウザから再生できるようになります*22。そのほかにはMPlayerを使うmozilla-mplayerというのもあります。こちらはブラウザ内での埋め込み再生に対応しています。
ln -s /usr/lib/gxine/gxineplugin.so ~/.mozilla/plugin/
ただデータを焼くだけならnautilus-cd-burnerが意外と使えます。音楽CDの作成やISOイメージファイルの焼き込みなど、より多機能を求めるならbraseroを使いましょう。
aptitude install brasero
cdrdaoを使った以下のスクリプトを実行します。これで作ったbinファイルは後述のepsxeでそのまま読み込めます。
#!/bin/sh if [ -z $1 ] then echo "pscdimg <basefilename>" else cdrdao read-cd --read-raw --datafile $1.bin --device ATAPI:0,0,0 --driver generic-mmc-raw $1.toc fi
通常のCDから作成したイメージならばbchunkを使えばOKです。Playstation CDから作成したイメージに関してはうまくいきませんでした。
aptitude install bchunk bchunk hoge.iso hoge.cue fuga
カーネルが対応していれば問題なく使えるはずです。もしjoydevモジュールがロードされていない場合は、/etc/modulesにjoydevを追加しましょう*23。
/dev/input/js?に対する権限は与えておきましょう。
ジョイスティックが正しく認識されているかどうか試したいときは、試したいデバイスファイルをcatした状態でジョイスティックをいじってみましょう。キーの入力に合わせて画面の出力が変化したらOKです。
あるいは、joystickパッケージをインストールしてjstestを実行してもよいでしょう。
aptitude install joystick
ePSXeを用います。apt-lineに以下を追加します。
deb http://www.fbriere.net/debian/dists/unstable ./ deb-src http://www.fbriere.net/debian/dists/unstable ./
USBジョイスティックを使う場合はpsemu-plugin-input-padjoyが必要です。
aptitude update aptitude install epsxe psemu-plugin-input-padjoy
zsnesを用います。そのほか、snes9expressというのもあります。後者はGTK2で日本語ファイル名のROMも読み込めますが、ジョイスティックの十字キー認識回りが自動なので、それがうまく認識されない場合は使えません。
aptitude install zsnes aptitude install snes9express
VisualBoyAdvanceを用います。キーコンフィグは公式サイトから入手可能なSDL Configuratorでキー番号を調べ、設定ファイルに記入するとよいでしょう。
設定ファイルは~/.vbaディレクトリの中にあるものが優先して読まれます。/etc/VisualBoyAdvance.cfgをコピーしてお好みの設定にしましょう。
aptitude install visualboyadvance libsdl1.2debian libsdl1.2debian-alsa mkdir ~/.vba cp /etc/VisualBoyAdvance.cfg ~/.vba VisualBoyAdvance romimagename.gba
WINEは開発のスピードが非常に速いソフトウェアですので、OfficialパッケージのものよりWine公式Webサイトで公開されているものをインストールした方がよいと思います*24。WineHQ .deb packages archiveで様々なバージョンのdebファイルを入手可能です。
WINEのインストールにはwinbindが必要なのでそれも併せてインストールしましょう。
[Etch] aptitude install winbind wget http://wine.budgetdedicated.com/archive/debian/etch/wine_1.0.0~winehq0~debian~4.0-1_i386.deb dpkg -i wine_1.0.0~winehq0~debian~4.0-1_i386.deb
設定にはwinecfgが使えます。
[Etch] winecfg
iRiver社が販売しているシリコンオーディオプレイヤーです。この機種のファームウェアにプレイヤーをUSBマスストレージデバイスとして扱えるものがありますが、筆者の環境ではうまく認識されませんでした。ファームウェアは標準のものに戻し、ifp-lineで操作するのが無難なようです。
ifp-lineは基本的にrootでないと操作できません。一般ユーザからも使えるようにするにはソースコードのTIPSを読みましょう。
aptitude install ifp-line
xKanonというものがあります。Debian-JPのapt-lineから導入できますが、woody版のlibsigc++0とlibgtkmm1.2を要求されるためsarge以上を使っている場合はライブラリの競合で面倒なことになります。ソースからビルドした方が安全かもしれません。
ちなみに、ソースからビルドする際は/usr/local/libあたりに古いバージョンのライブラリを置くことになると思いますが、このディレクトリにはパスが通っていませんので、別途.bashrcに設定を記述する必要があります。LD_LIBRARY_PATH環境変数にパスを通したいディレクトリを追加しましょう。
aptitude install xkanon-betaxkanon のページのChangeLogによれば、最新バージョンはGTK2に対応している模様です。試していませんが、最近はずっと導入しやすくなっているのかもしれません。
OnScripterというのがあるのでそれを入れましょう。ONScripterのページにDebian向けのapt-lineがあります。
本体はepsxeと同じapt-lineから入手可能です。当たり前ですが、ライセンスを購入して登録しないと動作しません*25。
aptitude install vmware-source cd /usr/src/modules/ tar zxvf vmware-tar.gz cd ../linux make-kpkg --append-to-version [追加バージョン] --revision=[リビジョン] modules_image cd ../modules dpkg -i vmware-modules-*.deb aptitude install vmware
/etc/vmware/vmware.confを編集し、ネットワークの設定部分をアンコメントします。その後、下記スクリプトを実行してネットワークを有効にしましょう。
/etc/init.d/vmware restart
VMwareのポート転送の設定は/etc/vmware/nat.confで行います。
例えばホストコンピュータの8080番へのアクセスをゲストコンピュータ(192.168.224.128)の80番に転送したいときは、以下のように設定します。
[incomingtcp] 8080 = 192.168.224.128:80
日本語入力システムにATOK for Linux (atokx2) を用います。atokx2というインストール用のパッケージが存在しますが、筆者の環境ではうまくいった試しがないので、ここでは手作業でインストールすることにします。
RPMをDEBに変換してインストールを行うためにalienをインストールしましょう。
aptitude install alien
ATOK for LinuxのCDを入れて、RPMをハードディスクにコピーします。ひとつだけGTK2.2用のパッケージが含まれているので、それは削除しておきます。
su - cd ~ cp /media/ATOK_17_0_2_0/bin/ATOK/*.rpm . cp /media/ATOK_17_0_2_0/bin/IIIMF/*.rpm . rm iiimf-gtk22-trunk_r2059-js1.i386.rpm
alienを使ってrpmからdebを生成します。できあがったdebファイルをすべてインストールしましょう。
alien *.rpm dpkg -i *.deb
ほかのインプットメソッドが導入されている場合は削除しておいたほうが無難です。
aptitude purge scim
以下、2chの名無しさんの情報に従って作業します。
IIimfは
- rpmをalienでdebにして入れる (iiimf-gtk* はgtk24を使う)
- /etc/gtk-2.0で # gtk-query-immodules-2.0 > gtk.immodules
- # /opt/IIim/sbin/makerc
ATOKは
- rpmをalienでdebにして入れる
- # /opt/atokx2/sbin/makerc
これに加えて、~/.xsession や ~/.gnomerc に /opt/atokx2/bin/atokx2_client.sh の内容を書けば完了です。
IMEのON/OFFをShift+Spaceにしたい人は/etc/init.d/IIimの
#export JUSTSYSTEM_TRIGGER_SHIFT_SPACE=t
をアンコメントします。また、OpenOffice.orgで使うには次のように環境変数を設定しておきましょう。
export USE_XOPENIM=yes
アクティブなウィンドウの左下にでる邪魔なやつを消したいときは、
echo "*disableStatusArea: true" | xrdb -m
とするとよいです。~/.Xresoucesなどに記述してXを再起動すれば今後は現れません。これだけで消えないときは、GTK_IM_MODULE環境変数がximになるようにして、もう一度再起動してみましょう。ただし、これを行うとKDEアプリで日本語入力できなくなるようなので、KDEアプリを使っている人は注意してください*26。
筆者の環境だけかもしれませんが、自動インデントを有効にしたgedit 2.8.2でATOKによる日本語入力を行うと、Enterキーの入力がgeditにとられてしまい、変換を確定できなくなってしまいます。この場合はEnterキーを使わない確定操作(IMEキーバインドの場合、Ctrl + Mなど)で確定すればよいのですが非常に使い勝手が悪くなります。行の先頭で変換する場合や、自動インデントが無効の場合は問題ないのですが……。
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